更年期障害の治療法『ホルモン補充療法(HRT)』について

前回まで、更年期障害についてお話してきました。

今日は、更年期障害の治療についてご説明していきたいと思います。

 

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更年期障害に対する治療法は、主に3つあります。

①ホルモン補充療法(HRT)

②漢方薬治療

③抗うつ薬・抗不安薬投与治療

この中で、今回は①の【ホルモン補充療法(HRT)】に焦点を当ててお話していきます。

 

ホルモン補充療法(HRT)は、減少してしまったエストロゲン(卵胞ホルモン)を直接補充する治療になります。

※子宮がある場合は、黄体ホルモン(プロゲステロン)を同時に補充します。

 

更年期により減少してしまった女性ホルモンを体外から補充する、ホルモン補充療法(HRT)は、更年期治療の中で最も効果的だと言われており、また保険も適用となるので受けられる方が多いです。

 

では、ホルモン補充療法(HRT)では、どのような効果が期待できるのでしょうか?

 

ホルモン補充療法(HRT)により期待できる効果

● ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり)の改善

● 動悸や知覚異常など自律神経系の乱れの改善

● 骨粗しょう症の予防・改善

●萎縮性膣炎や性交痛などの改善

● 脂質異常を改善

● ストレスや不眠症状の改善

● 肌のハリや潤いの改善

 

実際にホルモン補充療法を受けた方の71%が『改善』『やや改善』と回答

ホルモン 改善

 

ホルモン補充療法(HRT)は、飲み薬貼り薬塗り薬の3種類があります。

 

飲み薬では、

①エストロゲン単剤

②プロゲステロン単剤

③エストロゲンとプロゲステロン配合剤

が主に使われます。

 

薬は小腸から吸収され、肝臓を通って血液中に入るため、消化器系の調子が良くなりと服用できない場合があります。

 

そこで、エストロゲンとプロゲステロンを配合した塗り薬を用いることがあります。

 

かぶれや痒みなどの皮膚症状がでない方は、飲み薬よりも体への負担が少ない為使われることがあります。

 

また、最近ではホルモン補充療法(HRT)の副作用というトピックが注目されており、その中で乳がんの発症率が上昇するように書かれている場合があります。

 

日本では、2004~2005年秋に厚生労働省研究班による調査が行われ、過去10年間以内に乳がんの手術を受けた45~69歳の女性と、同世代のがん検診受診者の中で乳がんではなかった女性に対し、ホルモン補充療法(HRT)の経験など21項目のアンケート調査を行ったところ、前者でのHRT経験者は5%、後者では11%であり、乳がんではないグループの方に約2倍のHRT経験者が多いという結果が出ました。

 

つまりHRT経験者に乳がんが増えるわけではなく、むしろHRT未経験者に比べて乳がんになる危険性は半分以下だった、ということが判明しました。

 

ルモン補充療法(HRT)においては、その副作用よりも使用することによる症状改善に関して多大なメリットがあると言えますので、更年期障害に悩まされている方や、興味がある方は一度医師に相談してみましょう。


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