加齢男性性腺機能低下(LOH)症候群について

女性は、45歳~55歳の更年期と呼ばれる期間に、女性ホルモンであるエストロゲンが減少し、不定愁訴をはじめとする様々な症状が出現します。

これを更年期障害といい、女性特有の病気とされています。

 

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更年期障害とは?

更年期障害の症状について

 

しかし、実は、”男性の更年期障害”と呼ばれる病気があるのをご存知でしょうか?

その名も、加齢男性性腺機能低下(LOH)症候群




加齢男性性腺機能低下(LOH)症候群とは?

加齢男性性腺機能低下(LOH)症候群とは、加齢に伴う男性ホルモンであるテストステロンの低下により生じる様々な身体に生じる様々な症状の総称をいいます。

 

な症状は、以下の3種類に分けられます。

性機能関連症状

➡ED(勃起障害)、性欲減退など

 

精神・心理症状

➡不安感、倦怠感、抑うつ症状、意欲低下、集中力低下など

 

身体症状

➡ホットフラッシュ、睡眠障害、頭痛、肩こり、腰痛、筋力低下など


現在、日本の加齢男性性腺機能低下(LOH)症候群の潜在患者数は、約600万人と予測されています。

アメリカでは、60歳以上の19%、70歳以上の28%、80 歳以上の49%、該当するといわれています。

男性ホルモン

上記のグラフをご覧いただくとお分かりいただけますが、20代~30代の一日の血中男性ホルモンは、40~50代、60代以上よりも著明に多いです。

男性ホルモンは、20代をピークに減少していくとされています。

 

 

男性ホルモンであるテストステロンが減少する原因は?

加齢男性性腺機能低下(LOH)症候群は、男性ホルモンであるテストステロンが減少してしまうことによることが原因なのですが、テストステロンが減少する原因は何なのでしょうか?

先ほどのグラフでもご説明しました通り、テストステロン減少に一番大きな影響を与えるのは加齢による精巣機能の老化です。

もう一つテストステロン減少に大きな影響を与えるのがストレスです。

男性は、極度のストレスを感じると、脳の視床下部から副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRF)が分泌され、その結果、精巣(睾丸)がテストステロンを生成するのを抑制すると言われています。

一時期、『現代人はストレスを溜め込みすぎなので、GABAを摂取しましょう』というCMも流れたほどです。

 

テストステロンは、

①男性の二次性徴を発現させる

②骨格、筋の成長促進

③性欲の亢進

④集中力の維持、意欲の増加、精神安定作用

など、その作用は多岐に渡ります。

テストステロンの分泌量が減少してしまうと、上記の作用が低下することは容易に想像できます。

 

 

加齢男性性腺機能低下(LOH)症候群は治るのか?

加齢男性性腺機能低下(LOH)症候群については、ある程度理解していただけたと思います。

では、気になる治療についてお話します。

女性の場合、女性ホルモンであるエストロゲンが減少することにより45歳~55歳の更年期に、ホットフラッシュや不定愁訴をはじめとする、更年期障害が出現します。

更年期障害は、1年で治る方や3年、5年と症状が続く方など、個々により差がありますが、ほとんどの場合、更年期を過ぎると症状は低下します。

しかし、男性の更年期障害と呼ばれる加齢男性性腺機能低下(LOH)症候群の場合は、テストステロンは減少し続けるので、いつまで経っても症状が改善されない、ということがあります。

もし、症状が現れている、症状が重症化しているという場合は、専門の病院で治療を受ける必要があります。

診断の目安としては、『血中の「遊離(フリー)テストステロン」が11.8pg/ml以下に低下している』ことのようです。

日本では、加齢男性性腺機能低下(LOH)症候群の治療にテストステロン補充療法を用いる場合が多いようです。

テストステロン補充療法では、筋肉注射としてテストステロンデポーが用いられています。

 

この治療で改善が見られる症状は▼

ふらつく 尿のことが気になる
眠りが浅い イライラする
夜トイレにおきる 記憶力が低下している
朝が起きづらい 何をするのもおっくうである
朝の勃起がみられない 首筋から肩の凝りがある
手足が冷たい 筋力が低下した
ほてる・発汗する 耳鳴りが持続する
疲れやすい 頭痛の発作がおきる

 

ちなみに、米国やカナダ、ヨーロッパ、近隣のアジア諸国では、注射薬、内服薬、湿布薬の3種類が普及しているそうです。

男性ホルモンが減少すると、ガンや生活習慣病にかかるリスクが上昇するという報告もあるようなので、少しでも心当たりがある方は、まず加齢男性性腺機能低下(LOH)症候群の問診票をチェックしてみましょう。

 

加齢男性性腺機能低下(LOH)症候群問診票▼

症状 (感じることが)無い   少し感じる  中程度感じる   重く感じる 非常に重く感じる
なんとなく体の調子が悪いと感じる
関節や筋肉の痛みがある
ひどい発汗がある
なかなか眠れない(寝つきが悪い)、ぐっすり眠れない、浅い睡眠(寝起きが早い)、寝て起きても疲れがとれない
よく眠くなる、しばしば疲れを感じる
いらいらする
(当り散らす、些細なことにすぐ腹を立てる、不機嫌になる
神経質になった
(緊張しやすい、精神的に落ち着かない、じっとしていられない
不安感を感じる
(強い不安でパニック状態になる)
身体の疲労や行動力の減退
(全般的な行動力の低下、活動の減少、趣味や遊びなどに興味がわかない、達成感が無い、自分をせかさないと何もしない)
筋力の低下
憂うつな気分
(落ち込み、悲しみ、涙もろい、意欲がわかない、無気力感)
絶頂期は過ぎたと感じる
力尽きた、どん底にいると感じる
ひげの伸びが遅くなった
性的能力の衰え
早朝勃起(朝立ち)の回数の減少
性欲の低下
合計
総 合 計                                      点

17~26点:なし 27~36点:軽度 37~49点:中等度 50点以上:重度


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