保湿剤はアトピー性皮膚炎を悪化させる!?『接触性皮膚炎について』

前回は、『なぜアトピー治療の主流がステロイド外用薬なのか?』についてお話させていただきました。

ステロイド外用薬や内服を長期間使用することがいかにハイリスクなことかお分かりいただけたと思います。

皮膚科医の中には、いったんパルス療法のような治療で皮膚症状を抑え込み、その後ステロイドの内服に切り替え徐々に量を減らしていくのがスタンダードだという医師もいます。

もちろん、その治療方針が完全に間違っているとは言えませんが、それによりアトピー性皮膚炎が必ず完治するとは言えず、反対に慢性的なアトピー性皮膚炎になったり、ステロイドを止めると重症化したりということが現実問題として起こっているのです。

今回は、アトピー性皮膚炎の治癒を妨げている”接触性皮膚炎”についてお話させていただきたいと思います。

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アトピーに保湿剤が必要というのは思い込み?
アトピー性皮膚炎は肌がガサガサになり、黒ずんでいたり、赤く炎症を起こしていたりというイメージがあるのではないでしょうか?

実は、これは日本だけにとどまらず、世界的にも共通の認識になっています。

そのため、アトピー性皮膚炎の肌は、『ガサガサになり痒みが生じる➡保湿剤を使えば、痒みがマシになる』という先入観が定着しています。
この考えは徐々に覆されていて、アトピーを治すためにステロイドを止められても、ガサガサを治そうと保湿剤を使っているばかりにアトピーが完治しないという患者さんが多いと言われています。

肌の下には、自由神経終末という痛みを完治するセンサーがあり、肌が乾燥し薄くなるとこの自由神経終末が刺激されやすくなる結果、少しの刺激で肌に痒みが生じるため、保湿剤を勧める皮膚科医が多いようです。

しかし、阪南中央病院皮膚科部長の佐藤健二医師が名古屋市立大学で行った調査によると、『脱ステロイドに踏み切った28人の患者さんのうち、12人(42.9%)が脱ステロイドのみで改善し、脱ステロイド+脱保湿剤を加えたところ、合計26人(92.9%)に改善が見られた』そうです。

 

なぜ、保湿剤はアトピー完治を長期化させてしまうのか?

皮膚が長期連用した保湿剤に依存する状態となり、保湿剤が肌本来の保湿機能を妨げているからだと考えられます。

肌を乾燥させないために、長時間密閉性の膜を貼る”保湿剤は、徐々に肌に備わっている本来のバリア機能を低下させてしまうため、アトピー性皮膚炎の皮膚症状が慢性化・重症化してしまうのです。

上記のような、保湿剤なしでは皮膚の正常な保湿機能が働かなくなった状態を”保湿剤依存症”といいます。

保湿剤は、化粧水やローションだけに限らず、ワセリンなどの軟膏も含まれます。

ワセリンはステロイドと混ぜて使われることが多く、無害のイメージがあるワセリンですが、ワセリンは石油製品なので人体にとっては異物以外の何物でもありません

最近では、アンモニアが配合された痒みを抑えるボディクリームが販売されていますが、使った直後から痒みが増す、塗ると皮膚が赤くなるという症状も出ており、これらは接触性皮膚炎の可能性が非常に高いといえます。

乾燥肌で痒みがあるので、普段から十分な保湿が必要と考えている皮膚科医が多いですが、保湿剤を使っても、肌本来の保湿機能が戻るわけではなく、反対に肌の保湿機能を奪っているので、逆効果で保湿剤を塗るのは、ステロイドと同じく単なる『対症療法』に過ぎないのです。

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保湿剤が手放せない『保湿剤依存症』とは?

今日、初めて保湿剤がアトピーの治癒を遅らせている可能性があると知っても、多くの人はなかなか保湿剤を手放すことができません。

その理由の一つに、『保湿剤はアトピー性皮膚炎をはじめ乾燥肌に有効という先入観がある』ためです

世の中に新しい治療法が出てきても、一昔前から行われている実績ある治療法にいつまでもニーズがあるのも同様の理由です。

つまり、新しいことに挑戦するにあたり周囲を見渡している人が多く存在し、自ら新しいことに挑戦すると決心することはなかなかできないのです。

しかし、実際に脱ステロイド+脱保湿剤でアトピー性皮膚炎を劇的に改善した方は少なくありません。

保湿剤を手放せない理由の二つ目に先ほど触れた”保湿剤依存症”があります。

私も以前はそうだったのですが、例えば風呂上りは夏だろうが冬だろうが関係なく全身くまなく保湿剤を塗っていました。

なぜなら、風呂上りはものの2~3分もすれば、肌がつっぱり不愉快そのものだったからです。

そのため、保湿剤がなければ肌のつっぱりが気になってしまい、仕事や生活どころではないような状態でした。

しかも、保湿剤を使っても痒みが出たり、皮膚が赤くなってしまったため脱保湿剤に踏み切りました。

最初の1ヶ月は非常に辛かったですが、1ヶ月も経つと風呂上りのつっぱりも激減し、ほとんど気にならなくなるレベルにまでなりました。

また、また肌そのものが強くなったような感じで少々掻いたくらいでは赤くならなくなりました。

このように、保湿剤が無いと肌が正常な水分量を保てない人はすでに”保湿剤依存症”になってる可能性が高いでしょう。

保湿剤依存症は、身体的な依存だけではなく、精神的な依存もあるため『保湿剤なんか無くても大丈夫』と思えるよう少しずつでも保湿剤の使用を減らしていくようにしましょう。

 

保湿剤を止めるとどのような症状が出るのか?

実は、脱保湿剤に踏み切ると私が体験したような脱ステロイド時に見られるようなリバウンド症状が現れます。

保湿剤をやめた途端に肌が強烈に乾燥し、魚の鱗のように皮膚が剥がれ落ちます。

それと同時に、肌の赤見がどんどん軽減していき、フレーク状に皮膚が剥がれ落ちる症状が落ち着いていきます。

通常、脱保湿剤のリバウンド症状は約1週間程度と言われますが、私の場合は1ヶ月以上かかり、その間の精神的ストレスは非常に大きく辛かったです。

この、脱保湿剤に踏み切る最大のメリットは、『今まで保湿剤を使わなければいけないと考えていたけど、実際保湿剤を止めると一時的な悪化を経て肌が正常な状態に戻ることにより、アトピー性皮膚炎は何もしないことで治るんだ』と自信を持つことできることです。

また、乾燥と戦っていた風呂上りもゆっくりと過ごすことができたり、保湿剤に使っていたお金も節約できることを考えると良いことしかありません。

保湿剤から解放されることは、日々無意識に抱えていたストレスから解放されることなのです。

いかがだったでしょうか?

今回は、湿剤はアトピー性皮膚炎を悪化させる!?”接触性皮膚炎”についてお話させていただきました。

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