便意が無い?便秘に効くおススメ治療薬3選

前回は、『ローカーボ(低糖質)ダイエットで便秘が悪化?危険性は?』についてお話させていただきました。

ローカーボダイエットでは、便秘が悪化する可能性があることをお伝えしました。

現代の女性は、便秘症に悩まされている方が多く、排便する力がなく、下剤依存症の方がとても多いといわれます。

下剤を使う人の一部では、徐々に薬の効きが弱くなってると感じ、錠剤の量を自分の判断で増やしたり、医師の指示を仰がずに自己判断で便秘症に対処しようとしている人が少なくありません。

実は、下剤の中でも、便秘によく効く薬がいくつかあります。

そこで、今回は『便意が無い?便秘に効くおススメ治療薬3選』についてお話していきたいと思います。




便秘を引き起こす5つの腸ストレスとは?
便秘は、生活環境から人間関係などの心理的ストレス、食生活など様々なことが関係しているといわれています。

便秘に悩まされている人は、その原因を取り除くことができず、泣く泣く便秘治療薬に頼っている場合も珍しくはありません。

実は、腸には大きくわけて5つのストレスがあると言われていて、そのどれか一つでも当てはまると腸の調子が乱れてしまう可能性があり、複数のストレスの影響を受けていることも珍しくはないようです。

5つの腸ストレス
酸化ストレス
↳腸内での活性酸素の過剰な発生で、いわば腸をサビさせ、全身の健康に悪影響を及ぼすストレス

低体温ストレス
↳薄着や締め付ける服装、冷暖房の影響、自律神経の変調、運動不足による筋肉量の低下などによって生じる、持続的な腸の冷えによるストレス

欠食・偏食ストレス
↳ダイエットや健康のためなどで、食事の量を極端に減らしたり、食事を抜いたり、また偏った食生活が、腸に与える

心理ストレス
↳仕事や人間関係などの心理的ストレスが、腸に与えるストレス

免疫ストレス
↳腸内細菌のバランスが乱れることなどによって、腸の免疫機能が衰える

最初は、軽い気持ちで便秘薬を使い始めたのに、気付けば長期に渡り使い続けている、ということも多く、注意が必要になります。

便秘薬


便秘薬には怖い副作用がある?

便秘に悩む方の中で、便秘薬を使ったことがあるという方は多いでしょう。

便秘薬を使うことで、排便が促されるのは腸に刺激を与えたり、便を柔らかくしたりという効果があるからで、便秘薬によりそれぞれの効果があります。

しかし、効果があるということは、少なからず副作用があることを考えなければなりません。

特に、便秘薬を常用している人は、便秘薬を使うことで大腸が鈍くなってしまい、便秘が慢性化してしまうことがあります。

今は、ドラッグストアに行くだけですぐに便秘薬が手に入る時代なので、軽度の便秘症でわざわざ病院に行く方は多くないかもしれません。

しかし、自己判断で便秘薬を使う場合は、そのリスクをしっかり理解しておかなければなりません。

では、一般的に用いられる薬の副作用についてみてみましょう。

アントラキノン系便秘薬
↳便秘薬として広く知られるセンナや、代表的な漢方便秘薬である大黄など指します。

一般的に知られる便秘薬のため、使用している方が多いのですが、アントラキノン系便秘薬は長期連用により、耐性がつきやすいため、徐々に服用量が増えることが問題です。

また、子宮の収縮を促すことにより、妊娠中であれば流産や早産の原因になる可能性もあることから妊娠中の使用は禁忌です。

ジフェニルメタン系
↳便秘の市販薬で多く用いられている、ピコスルファートナトリウムやビサコジルなどに代表される薬剤で、腸への刺激を抑えることにより、自然な排便を促す効果があります。

腸への刺激を抑えているので、副作用も他の便秘薬に比べないのが特徴ですが、過度な使用により、副作用が出現する可能性があるので注意が必要です。

また、元々胃腸に異常がある人が使用すると、腸閉塞や虚血性大腸炎が起こる可能性があるとされています。

塩類下剤
↳マグネシウム系の便秘薬がこれにあたります。

塩類下剤では、浸透圧の高い成分を腸に届けることにより、腸内の水分量を増やし、便量の増量や便が滑りやすくなることにより排便を促す効果があります。

腎臓が弱い方は、マグネシウムが溜まりやすいため、注意が必要です。

膨張性下剤
↳多量の水と一緒に飲むことにより、腸内で大きく膨張し排便を促す便秘治療薬です。

腸管が閉塞傾向にある方が使用すると腸閉塞の危険があるため注意が必要です。

上記でご紹介した便秘治療薬すべてで起こり得る副作用は、腸への刺激による吐き気や腹痛、食欲不振などです。

少しでも異常を感じたら、速やかに病院へ受診しましょう。

では、便意がなくなってきた人も含め、便秘に効くおススメの治療薬についてご紹介したいと思います。

便秘で悩む

 

便秘に効くおススメの便秘治療薬3選は?

酸化マグネシウム
↳酸化マグネシウムは、塩類下剤の一種で、腸内で水分を吸収して腸の内容物の容量を増やすことにより、排便を促す薬です。

多量に摂取すると、便が柔らかくなったり、バラバラになることにより排便しやすくなるという特徴があります。

酸化マグネシウムの主な成分であるマグネシウムは、ミネラルの一種であり、『にがり岩塩』や『ミネラルウォーター』などにも含まれている成分です。

S状結腸に塊になった便が多く貯留してしまうとさらに硬くなり、腸管に蓋をしてしまう形になります。そうするとガスが抜けにくく、お腹が張ってしまうことになります。

酸化マグネシウムは、便を柔らかくすることで、お腹に溜まったガスを排出させやすくする効果があります。

注意点としては、酸化マグネシウムを長期に多量に服用し続けていると腎臓に負担がかかることがあるとされていますが、病院で定期的に血液中のマグネシウム濃度を測定し、正常範囲内であることを確認していれば、安全に服用することができる薬剤です。

 

新レシカルボン坐薬
↳新レシカルボン坐薬は坐薬型の依存性の少ない便秘治療薬です。含有成分は、炭酸水素ナトリウムと無水リン酸二水素ナトリウムで、直腸に坐薬を入れるとカプセルが溶けて、炭酸ガスが発生し、このガスの刺激により排便を促すのが特徴です。

便意を促して直腸反射を改善するために使われることが多い便秘治療薬です。

 

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
↳防風通聖散は、カエルの腹のように腹部膨満感を伴う便秘症に対して有効な漢方製剤です。

滑石、黄芩(おうごん)、甘草など18種類もの生薬によりできています。

この18種類の生薬の中には、強力なアントラキノン系製剤である大黄も含まれていますが、この薬剤の良いところは、大黄の含有量が非常に少ないにもかかわらず、排便効果が弱くない点です。

これは、防風通聖散に含まれる芒硝(ぼうしょう)や黄芩、山梔子(さんしし)、生姜など、消化管に効果がる生薬が8種類も含まれているためで、とても便秘に効果的な便秘治療薬であるといえます。

これら、3つの治療薬は『下剤の長期連用によって、自然な便意がまったくなくなってしまった方』に使われることが多く、自然な便意を取り戻すことが目的になります。

腸の第一人者と言われる松生恒夫先生のクリニックでは、上記の3つの便秘治療薬を患者さんごとに使い分け、便秘の患者さんは6~24ヶ月で約60%の人に便意が回復しているようです。

便意が無くなってしまった人で、『毎朝、トイレにいって便器に座って排便の訓練をする』という方がいますが、便器に座ることを習慣づけることで便意を取り戻すということは非常に難しいため、『便秘薬の量がだんだん増えている』、『気付けば、いつの間にか便意がなくなっていた』という方は、一度病院を受診してみましょう。

病院

いかがだだったでしょうか?

今回は、『便意が無い?便秘に効くおススメ治療薬3選』についてお話させていただきました。

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