乳がんの最新治療と治療の流れとは?

lwpkommunikacio

前回は、【便意が無い?便秘に効くおススメ治療薬3選】をご紹介させていただきました。

今回は、『乳がんの最新治療と治療の流れとは?』をテーマにお話しさせていただきたいと思います。

乳がん”は、女性がかかる特有の病気として有名です。

日本では、1年間で8万人の乳がん患者が増えていると言われています。

また、乳がんで亡くなる方は年間1万人以上と言われ、乳がんの罹患率は14人中1人になるほどの高確率だとされています。

アナウンサーの清水健さんの奥さんが29歳の若さにして乳がんを患い亡くなったことや元プロレスラーでタレントの北斗晶(48才)が乳がんで手術したのですが、リンパ節への転移と『5年生存率は50%』と宣告されたことを明かしたことは記憶に新しいはずです。

では、乳がんの最新治療や乳がんの治療の流れについてみていきましょう。




乳がんの検査とは?

まず、念頭に置いておくことは『乳がんの治療が日々進歩している』ということです。

最近では、がんの発症と増殖のメカニズムが遺伝子レベルで解明されつつあることが大きく、それに伴い治療法も薬剤も飛躍的に進歩しています。

早期検査が普及して、日本でも乳がんの患者が増えています。

特に、40歳を超えるとリスクが高くなるため、年に1度は検診を受けていただくことが推奨されています。

医療機関では、基本的な検査として、問診と視診、触診、マンモグラフィ、超音波検査が行われます。

しかし、検査でシコリや石灰化が見つかっても、必ずしも乳がんであるとは限りません。

実は、確定診断のために次の2つの検査が行われます。

細胞診(穿刺吸引細胞診)…注射針を刺してシコリ部分の細胞を取り出し、顕微鏡で観察する検査で、体への負担は少ないですが、確定診断はできません。乳がん診断の補助として行われることが多いです。

組織診(針生検)…太い針で病変部を採取する方法で、局所麻酔が必要ですが、確定診断がつきます。

最近では、画像診断後に細胞診を省き、組織診を行い確定診断を出すことが多いようです。

確定診断が出たら、治療方針を決めるために精密検査を行います。

がんの大きさ、転移の有無、転移先の臓器などを検査していきます。

主な検査は、CT検査、MRI検査、骨シンチグラフィ、PET検査があります。

特に、治療方針を決めるためには、センチネルリンパ節生検が大切です。

センチネルリンパ検査…センチネルリンパ節とは、リンパ管に入ったがん細胞が最初にたどり着く腋窩リンパ節のことで、がんのリンパ節への転移を見張っているという意味で”見張りリンパ節”とも呼ばれます。

センチネルリンパ節生検は、手術の前に乳がんの近くにラジオアイソトープあるいは色素を局所注射し、これを目印にして、手術中にセンチネルリンパ節を探しだして摘出し、このリンパ節にがんが転移していないかどうかを調べる(術中迅速診断)ことを指します。

ご覧いただくと分かりますが、一言に”乳がんの検査”といっても様々な種類があるので、ある程度の流れを知っておくことがおススメです。

%e4%b9%b3%e3%81%8c%e3%82%93%e3%81%ae%e6%a4%9c%e6%9f%bb%e3%81%af%ef%bc%9f

 

乳がんの治療の流れとは?

乳がんの基本的な治療の流れは、手術と放射線療法による『局所療法』と『薬物療法』による『全身療法』です。

この2つを組み合わせて行います。

0期では、まずがんを包むように切除します。

手術で完全にがんを切除できれば、術後の薬物療法は不要です。

『乳房温存手術』を選択した場合は、目に見えないがん細胞が残っているおそれがあるため。放射線療法を術後に行います。

Ⅰ期~ⅢC期の場合は、手術あるいは薬物療法でがんを防ぐために薬物療法や放射線療法を行うこともあります。

他臓器への転移があるⅣ期は、全身の治療が中心となり、手術はしないのが基本です。

昔は、切除手術が主流だったのですが、

最近の研究では、切除手術を行った場合と温存手術と放射線療法を組み合わせた場合で、術後の再発率に差が出ないことが分かっています。

乳がんは個体差の大きい病気で、最善の治療法は、人によってさまざまです。

よって、新しい治療法や薬も続々と登場していますので、主治医と相談し選択していくことになります。

最新の治療であり、最も効果的と言われている治療法は、『放射線療法』と『薬物療法』の併用です。

乳房温存手術の場合は、放射線療法は必須です。

切除の場合もしこりが大きいときやリンパ節に複数の転移があるなど、再発リスクが高い場合には、術後に放射線療法を行います。

術後の標準的な放射線治療の頻度は、1日1回、週に5回、5~6習慣、放射時間は1~2分です。

以前は、放射線を乳房全体に広範囲に照射していましたが、現在はピンポイントに狙って線量の低い照射も行われるようになりました。

そして、放射線療法とともに行われる薬物療法では、抗がん剤ホルモン剤分子標的薬で、術前薬物療法の目的はがんを縮小させることです。

また、術後の薬物療法では、手術で取り除くことができなかった、全身のどこかに隠れているかもしれない小さながん細胞を根絶させ、再発・転移を防ぐ目的があります。

薬物療法で用いられる代表的な薬物

抗がん剤…アントラサイクリン系薬剤、タキサン系薬剤、アルキル化薬剤など

ホルモン剤…抗エストロゲン薬、アロマターゼ阻害薬、LH-RHアゴニスト製剤など

分子標的薬…トラスツズマブ、ペルツズマブ、T-DM1、ラパチニブなど

抗がん剤、ホルモン剤、分子標的薬のどれを選択し、どの薬物を使うかは、がん細胞のタイプを見極めて判断されます。

 

乳がんの乳房再建の種類・方法は?

乳房再建”という言葉は、女性であれば一度は耳にしたことがあると思いますが、乳房切除で失った乳房を作り直す手術を意味します。

乳房は、女性の象徴ですよね。

その乳房を失うことにより、オシャレができなくなったり、人前に立つことが嫌になったり、乳房が無いことで引け目を感じたりとその人のQOL(Quarity Of Life)は大きく下がるとされているため、乳房再建を希望する女性は大変多いです。

乳房再建では、乳房切除手術と同時に行う『同時再建(一次再建)』と乳房切除手術後数年経ってから行う『二次再建』があり、それぞれが保険適用となっています。

乳房再建の種類

同時再建(二次再建)
↳同時再建では、乳房切除と同時に行うため、手術回数が少なく、精神的負担や経済的負担を軽減できるとされます。

ただし、同時再建はその名の通り、切除と再建を同時に行うため、乳腺外科医と形成外科医が必要になるため、どの医療機関でも行えるわけではありません。

また、万が一術後の合併症を引き起こしてしまうと、乳がんの治療に支障が出てしまう恐れもあるので、二次再建と同時再建どちらを受けるかは自分の判断だけでは難しいものがあります。

 

二次再建
↳二次再建では、同時再建と異なり、手術後数年は乳がん治療を優先するという大きな目的があります。

そのため、一時的ではありますが、乳房が無くなった状態(乳房喪失感)を味わうことになり、QOLが低下してしまう可能性が高いといえます。

また、人間の体は左右のバランスが非常に重要なので、片方の乳房を失うことにより、肩こりや腰痛や身体のいがみに繋がってしまうこともあります。

 

乳房再建の方法

では、実際に乳房再建方法はどのようなものがあるのでしょうか?

それぞれみていきましょう。

腹直筋皮弁法
↳『腹直筋皮弁法』は、乳房再建の中ではベーシックな方法で、腹部の皮膚と脂肪と血管、腹直筋を胸に移植します。

この方法のデメリットは、腹直筋を移植することにより、腹筋が弱くなることです。

そのため、妊娠や出産を希望している女性に適用することができません。

%e8%85%b9%e7%9b%b4%e7%ad%8b

がん研有明病院HPより

穿通枝皮弁法
↳穿通枝皮弁法は、先ほどの『腹直筋皮弁法』と異なり、腹直筋を切り取らず、お腹の脂肪と血管のみを乳房に移植する方法です。

腹直筋を切り取らないため、腹筋が弱くなることはありませんが、細い血管を移植箇所の血管とつなぎ合わせるという高度な技術が必要になります。

hukutyokukin

がん研有明病院HPより

広背筋皮弁法
↳『広背筋皮弁法』では、背中の皮膚と脂肪、広背筋の一部を血管とともに移植する方法です。

乳房が小ぶりな方や妊娠・出産を希望している方に適用されることがあります。

%e5%ba%83%e8%83%8c%e7%ad%8b

kokoMedより

インプラント
↳人工物を使う治療がここ最近、進歩していますが、それは乳房再建でも同様でインプラントは乳房再建の最新治療といえます。

インプラントを使用した乳房再建では、エキスパンダーという袋状の組織拡張期を胸の筋肉に入れ、生理食塩水を徐々に注入して皮膚を伸ばします。半年ほどかけて乳房のふくらみが保てるくらいに皮膚が伸びたら、エキスパンダーとインプラントを入れ替えるという方法で、乳房以外の部位に術創部を作らないことが大きなメリットです。

ただ、稀に免疫反応が起こってしまうことやインプラントの周囲の被膜が堅くなる(被膜拘縮)場合があるので注意が必要です。

%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%88

kokoMedより

女性14人のうち1人は、乳がんにかかると言われますので、女性の方はくれぐれも気をつけるようにしましょう。

%e4%b9%b3%e3%81%8c%e3%82%93%e3%81%ae%e6%9c%80%e6%96%b0%e6%b2%bb%e7%99%82%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f

いかがだったでしょうか?

今回は、『乳がんの最新治療と治療の流れとは?』をテーマにお話させていただきました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサードリンク
コメントは利用できません。

スポンサードリンク

カテゴリー

最新の美容情報一覧▼

ページ上部へ戻る