アトピー性皮膚炎にステロイド外用薬は有効か?【効果と副作用】

前回は、【アトピー性皮膚炎の原因と診断基準は?】についてお話させていただきました。

アトピー性皮膚炎は、経験したことのある人にしか分からないほどの痒みが断続的に続きます。

皮膚科に受診しても、外用薬を処方され生活指導もされないまま放置される患者さんも多くいるので、そういう対応がアトピー性皮膚炎の患者様を増やしているといっても過言ではないのです。

綺麗な顔や外見をしていてスタイル抜群でも首や肘の内側にアトピー性皮膚炎があると、それだけで自信が無くなってしまいます。

アトピー性皮膚炎は、それだけ生活の質に深く関わる病気なのです。。。

今回は、【アトピー性皮膚炎にステロイド外用薬は有効か?】というテーマで、アトピーの標準治療も含めながらお話していきたいと思います。

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アトピー性皮膚炎の標準治療とは?

皮膚科でアトピー性皮膚炎と診断された患者さんは、基本的に医師の指導の元で3つの治療を受けることになります。

アトピー性皮膚炎の標準治療は3本柱で成り立っており、以下の治療が選択されます。

入浴と保湿のスキンケア
↳まず、一つ目の治療として清潔な皮膚を保つこと、そして皮膚の保湿をすることです。

スキンケアの基本である入浴・シャワーの適切な実施、そして皮膚を清潔に保った上で水分を保つための保湿を行わなければなりません。

 

炎症を抑える薬物治療
↳二つ目の治療としては、一度は耳にしたことがあるかもしれません”ステロイド外用薬”やタクロリム外用薬の使用です。

これらは、”アトピー性皮膚炎の炎症を抑える効果がある”という科学的に有効性が確認されており、特にアトピー性皮膚炎で長い間悩まされている方は、ステロイドを必ずと言って良いほど使用しています。

 

悪化因子探しとその対策
↳前回、アトピー性皮膚炎の原因は【界面活性剤の使用・黄色ブドウ球菌、ステロイド外用薬、遺伝子の異常】などがあるとご説明させていただきました。

詳しくは➡アトピー性皮膚炎の原因と診断基準は?

実は、アトピーの原因は上記だけではありません。

というのも、生活の中や身の周りの環境、ストレスや患者さん自身の体質などによりアトピー性皮膚炎を悪化させることがあるからです。

アトピー性皮膚炎の標準治療では、この【悪化因子探しとその対策】が行われます。

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標準治療は正しいのか?

先ほどの標準治療をご覧になられて、『うん、うん』うなずかれていた方は、『ん?標準治療の何がダメなの?』と思うかもしれません。

『標準治療というくらいだから正しいに決まってる!』という声も聞こえてきそうですが、残念ながらそうではありません。

それは、ガン治療の3大治療である【化学療法、外科的治療、放射線治療】も同様のことが言えます。

つまり、厚生労働省が認可している治療法だからといって必ずしも正解では無いということなのです

実は、アトピー性皮膚炎の標準治療が広く行われるようになった今日でも、アトピー性皮膚炎患者さんの数は減るどころか増加の一途を辿っています。

 

炎症を抑える薬物治療は”対症療法”に過ぎない?

アトピー性皮膚炎における薬物療法とは、ずばりステロイド外用薬のことです。

皮膚科で、アトピー性皮膚炎と診断されたら『薬を上手に使ってコントロールしていきましょう』と言われることがあります。

この言葉の真意は『アトピー性皮膚炎がひどくなったら、対症療法でしかないステロイド外用薬を塗ったり、飲んだりしながら一生アトピー性皮膚炎と付き合っていきましょう。』ということなんです。

こんなことをいう医者は、はっきり言って勉強不足で医学の知識が止まっている化石ドクターです。

では、なぜステロイド外用薬はアトピー性皮膚炎に使用してはいけないのか?

それには、2つの決定的な理由があります。

ステロイド外用薬は使い続けると深刻な副作用が生じる
↳ステロイドは、免疫抑制作用による強力な抗炎症効果が期待できますが、炎症を起こしている部位だけでなく、体内のすべての正常な細胞にも働きかけてしまいます。

また、ステロイド外用薬は体内に”累積”するので、長年使い続けることで【皮膚の非薄化、血管拡張、皮膚委縮、多毛、感染症の誘発、色素異常、接触性皮膚炎】など様々な副作用が生じる可能性があります。

現在、こうしたステロイドは対症療法に過ぎないというエビデンスがはっきりしているのにも関わらず、『ステロイドは量を守って使えば問題無い』などという戯言を言っている皮膚科医が膨大にいます。

 

ステロイド外用薬は使い続けると”効果減弱”になる
↳そして、ステロイドを使ってはならないもう一つの理由は”効果減弱”です。

『塗り過ぎないように』という意志の指示があっても、つい炎症がひどくなってしまうとステロイドを使う頻度・量が増えてしまい、症状は一向に改善することなく、逆に悪化の一途を辿ってしまうことがあります。

アトピー性皮膚炎の症状がひどくなったら、ステロイド外用薬を塗るという対症療法を繰り返すうちに、だんだん使っているステロイドが効かなくなり、ステロイドのランクと量が上昇し、ますますアトピー完治から遠ざかってしまいます。

この、”ステロイドは使っているうちにだんだん効き目が落ちてくる”という『効果減弱』は、多くのアトピー性皮膚炎患者さんが経験していることでしょう。

ステロイド外用薬は、皮膚の表面に塗られた後、細胞内に入り、グルココルチコイド受容体と結合します。

受容体にはGRαとGRβの2種類があり、もともと全身の組織に広く存在し、薬の情報をDNAのグルココルチコイド応答エレメントに伝達するのは、GRαのみです。一方のGRβは、ステロイドを使うと発現し、徐々に増加しGRαの働きを邪魔するようになります。

このようにして長期連用により現れるGRβが増加するにつれて、ステロイド外用薬の効果が落ちていくということなのです。

ちなみにこのステロイドの効果減弱のメカニズムは、2010年にフィンランドのヘグ教授が解明されました。

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今回は、【アトピー性皮膚炎にステロイド外用薬は有効化?】についてお話させていただきました。

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