『玄米菜食法・マクロビオティクスは体に良くて痩せる』は本当か?

一時的なスローフードの人気が落ち着いた現在、日本ではマクロビオティクス(マクロビオティック)が若い女性を中心に流行しており、それに伴ってフルータリアンやビーガンという言葉の認知度も上がりました。

マクロビオティクスが流行したことを受けて、その健康上の効果は賛否両論となっていて、『マクロビオティクスで健康になった』『マクロビオティクスを始めて5キロ痩せた』という人もいれば『長年、マクロビオティクスを実践してきて明らかに以前より不健康になった』という人のブログが注目されたりと、何かと世間を賑わせているのは多くの人がマクロビオティクスに興味を持っているからでしょう。

マクロビオティクスに興味があるけど、批判的意見もあってなかなか始められないという方のために、今回は『なぜ、玄米菜食法・マクロビオティクスは体に良くて痩せると言われるのか?』そして、『本当に玄米菜食法の効果はあるのか?』ということに焦点を当て、お話させていただきたいと思います。




マクロビオティクスは誰が考えた?

もともと、マクロビオティクスのもとになったのは、明治時代に食事療法の生みの親で食養生を説いた石塚左玄(旧日本陸軍の軍医で薬剤監)が提案した玄米菜食の食事法です。

石塚先生の患者として彼の食事法に同調した食養思想家の桜沢如一が、易学の理論を取り入れ、それを体系化し世界に広まったと言われています。

精白していない玄米を主食、旬の野菜や豆類を副食とする日本で生まれた食事法です。

アメリカで健康維持に最適として注目され、それが後に日本でも広まりました。

有名なところでは、元ビートルズのジョン・レノンもマクロビオティクス実践者の一人だとして知られています。

ビートルズ

 

マクロビオティクスは便秘の人はNG?

古い歴史を持つマクロビオティクスですが、実は誰でも実践して良いわけではないようです。

実は、腸の有名ドクター松生恒夫先生が便秘傾向の人がマクロビオティクスを実践することに言及しているので掲載しておきます。

それによると、

大腸の状態を保つ観点からすると、玄米を中心とするマクロビオティクスは、あまり好ましいとはいえません。一回分の食事の半分以上を玄米中心を穀物が占めることは、考えものです。

特に、便秘がちな女性がマクロビオティクスを取り入れた食生活を続けると、かえって腸の調子が悪くなってしまうのです。

これは、うまく消化できない玄米が未消化のまま腸の中で滞りがちになるためです。

一見、食物繊維が豊富な穀物は便秘解消に良いように思いますが、最近では便秘の人が食物繊維や穀物をとることにより、かえって便秘症状が悪化することが報告されています。

ただ、松生恒夫先生は便秘の人が菜食法であるマイクロビオティクスを上手く取り入れる方法も紹介していて、

便秘傾向の人におススメなのが、腸の運動を活発にしてくれる食材と一緒に摂るという『玄米ご飯のオリーブオイルかけ』です。

これは、地中海型和食の原型と呼べるもので、とてもおいしいです。

玄米を中心とする菜食主義が決して悪いわけではありません。

ただ、その摂取方法に気を配ってほしいと言いたいのです。

というように、便秘の人がマイクロビオティクスを実践する場合は、腸の働きを促す食材や調味料を上手く使ったり、消化をよくする調理方法を上手く取り入れることで、便秘が悪化するのを防げるようです。

オリーブオイル

 

マクロビオティクスの方法とその効果は?

マクロビオティクスの基本はとてもシンプルで、体に必要不可欠なビタミンやミネラルが豊富な玄米雑穀を中心に自分の住む場所の近くで獲れた有機野菜を食べること。

健康な土壌で育った、”旬”の野菜はその時期に人間が必要としている栄養素を豊富に含んでいるため、人間の体とマッチするという、非常に合理的な食事健康法なのです。

具体的な食材を下記にまとめました。

玄米菜食法・マクロビオティクスの食材
〇全粒の穀物(玄米、雑穀、全粒粉のパンやそば)
〇有機農法で栽培された野菜
〇タンパク質は植物性(大豆)で海藻や種子などから一日の摂取量の5%~10%を摂るのが理想的。
〇動物性タンパク質を摂りたい場合は、『週1~2回:白身魚』、『月1~2回:肉、卵』程度ならOK
〇ミネラルを豊富に含む海藻は毎日少量ずつ食べる
〇消化吸収の良い漬物類は、毎日少量ずつ食べる
〇デザートを食べたい場合は、季節の果物を中心に食べる
〇乳製品は動物性なので、摂りたい方は控えめに
〇油は植物性のものを使用する(ごま油、しそ油、オリーブオイルなど
〇香辛料は控えめに
〇アルコールは控えめに
〇塩分は、みそやしょうゆ、漬物、天然塩などで補う

上記をご覧いただくと、『あれ?普通の和食の食生活と似ている』と思われるかもしれません。

実は全くその通りで、玄米菜食法・マクロビオティクスは日本古来から受け継がれる伝統和食そのものなのです。

では、一体マクロビオティクスを実践するとどのような効果があられるのでしょうか?

一般的に、マクロビオティクスを実践すると下記のような効果があります。(注:すべての人に共通して効果があるわけではありません)

玄米菜食法・マクロビオティクスで得られる効果
〇便秘が解消する
〇体脂肪が落ちて痩せる
〇疲れにくくなる
〇頭痛・生理痛の痛みが和らぐ、消失する
〇アレルギーが改善する
〇くすみやシワが減り肌が綺麗になる
〇朝の目覚めがよくなる
〇病気が治る

などなど、色々な効果が期待できます。

有名な話では、『医者からさじを投げられた患者が玄米菜食法・マクロビオティクスを実践することでその病気が完治した』という人います。

その一方で、『全く効果が無かった』という人もいるので、一概に必ず効果があるとは言えないようです。

玄米菜食法マクロビオティクスの方法と効果

 

玄米菜食法・マクロビオティクスは危険性もある?

ここまで、玄米菜食法・マクロビオティクスの歴史や方法、効果についてお話してきましたが、最後に現在一番注目されている『玄米菜食法・マクロビオティクスの危険性』についてお話したいと思います。

この危険性とは、いわゆる副作用ともいえる部分で、玄米を中心とした食生活を長期間連用することによる微量栄養不足が引き起こす症状が一番多いとされています。

例えば、貧血、生理不順、無月経、肌が荒れる、肌が黒ずむ、痩せすぎる、吹き出物やニキビが増える

などが多い症状と言われています。

玄米菜食法・マクロビオティクスをはじめてから1ヶ月~3ヶ月は体調が著明に改善する人が多いようなのですが、それ以上になってくると体が必要としている栄養素をきちんと摂ることが難しいからか、栄養素が不足気味になってしまい、上記のような症状を引き起こしてしまうのです。

玄米菜食法・マクロビオティクスは、大きな食生活の変化をもたらすので、良い効果もある反面、体への悪影響が出ることもある、ということがお分かりいただけたでしょうか?

もし、これから玄米菜食法・マクロビオティクスを始めようと考えている人は、『玄米菜食法・マクロビオティクスを始めて明らかに体調が悪くなった場合は、かかりつけの医師へ相談する』ということをしっかり頭に入れ実践するようにしましょう。

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